顔を見分けられない病を持つサラは、伯爵令嬢として社交もままならず、貴族社会から爪弾きにされていた。
家族にも蔑ろにされ、妹の身代わりとして悪評高い『悪人公爵』に嫁ぐことに。
味方にも容赦なく剣を向け、万夫不当と恐れられるカリクスだったが……
本当は真逆の性格だった!?
戸惑うほどの優しい言葉に、特注のドレスのプレゼントや、手を繋いだ初デート。
生まれて初めてお姫様扱いをしてくれる彼の、誰もが忌み嫌う顔の火傷痕は彼女にとって、唯一他人と見分けられる印で愛おしいものになった。
不遇だった令嬢が、『悪人公爵』に溺愛され、居場所を見つける甘々シンデレラストーリー!