「俺に抱かれるためにきたんでしょ?」
お金を払って優しさを買う。
これが偽りの優しさでも今はただ、ぬくもりが欲しい――…。
安藤沙耶、27歳。
私の愛はいつもいつも伝わらない。
つき合って5カ月になる恋人・涼くんに尽くすことが私の生きがいなのに、冷たくあしらわれている。
涼くんが巻き髪が好きっていうから頑張ってオシャレした。
仕事で疲れている涼くんのために料理も頑張ってる。
それなのに……その女は誰?
なんでラブホへ?
今日は関西へ出張じゃなかったの?
問い詰める私に涼くんはこう言った。
「そんなにしたいなら、風俗でもいけば?」
※この作品は「セラピの彼女 女性用風俗から始まる関係(分冊版) 【第1~6話】」と同内容です。重複購入にご注意ください