父親の命日、 その古書店にひとりの少年が訪れた――。 2年前、古書店を営む父を亡くした中学生の樹。 ある事件をきっかけに、樹と父には修復できないような確執が生じていた。 完全に憎むことも、忘れることもできず、葛藤を心に抱いたまま…。 閉店した古書店と少年たちの物語が今、動き出す――。
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