波風を立てず、とりあえず生活ができて、給料は決して高くはないけどプライベートの時間もある。そりゃあ好き勝手に生きられたらいいけど、そんなのはごく一部の選ばれた人間だけができること。だから決して高望みせず、この生活を守れればいい。 そう思っていた– アイツと出会い、あの世界を知るまでは。 「デザイン」の世界を舞台に普通を好み、道を外れることを嫌う青年・大久保の物語が今、始まる。
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