仕事を辞め、日がな一日テレビを見たり横になったり、家で無気力に過ごしている主人公。しかしそれでも腹は減る。燃料になればなんでもいいと、インスタント食品ばかりを口にしていたある日、彼女は“1日分のビタミン”と謳われたジュースのCMを目にする。数年分の不摂生がジュース1本でどうにかなるとは思えないが、その商品が気になってしまった主人公は、それをきっかけに近所の自販機まで散歩に出かけて……。“限界独身女子”の食生活にフォーカスを当てた物語だ。
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