時は大正。千代森家の養子である伊月は、裏では旦那さまの環と夜毎淫らに交わる情夫。 世間から家督目当ての“お寝子さま”と称されようと、忠実な付き人・芳野に支えられ、頭と体で千代森家を己のものにしようと強かに生きてきた。 ある日、環が毛嫌いする結城子爵のパーティに招かれるが、伊月の秘密を知る医者に薬を盛られ快楽地獄に落とされる。 興奮がおさまらず密かに想いを寄せていた芳野に慰めを乞うけれど・・・
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