そこはかつて母が愛し、亡くなった場所だった。 人生の進路に悩む晃介は、社交ダンスのスタジオで淳と出会う。 彼はアラサー社会人。 大学生の晃介にとってはミステリアスな存在だった。 けれど、ダンスパーティーで一緒にスローワルツを踊ってから 淳への恋心を自覚し始める晃介。 同時に思う──淳は母を好きだったのかもしれない、と。
大人になろうと背伸びをするほど恋焦がれてしまう。 優しく寄り添いステップを踏む“歳の差”ラブ。
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