幸せになれるはずの婚約披露パーティーで、最悪な形で第二王子から婚約破棄されてしまったヴァイオレット。なんの才能もなく、家柄しか誇れるものがなかったヴァイオレットは「負け組」と蔑まれ、プライドをズタズタにされてしまう。 日頃の行いが悪かったヴァイオレットは婚約破棄をきっかけに友人を失い、家族からも捨てられる。 誰からも信用されず、全てを失くしたヴァイオレットは幽閉された屋敷で火事に巻き込まれ、孤独に死のうとしていた…。死の間際、それまでの行いを反省し、人生をやり直したいと強く願った時ヴァイオレットに『やり直し』という加護が発現。目覚めると婚約披露パーティーの1年前に戻っていた。