中学2年生の冬。街で見かけたポスターに写った黒髪の少女・名雪澄花に一目ぼれをして、以来憧れの存在として彼女の追っかけをしていた日向いと。彼女の生き方や考え方は、自信を持てない自分に少しだけ自信を持たせてくれた。
けれど高校生になったある日、とあるきっかけで澄花と出会い、自分を支えてくれていた理想の澄花との乖離にショックを受けるいと。別れ際に「もう会うことはない」と言い放ついとを見て、澄花は何かを言いたそうな表情を浮かべる。
翌日、制服からいとの学校を割り出した澄花は、いとに「エキストラに出てほしい」と懇願する。拒否をするいとに対して強引に押し切ろうとする澄花の態度に、ついにいとは普段出さないような大声で激怒し、その場を離れようとする。
追いかける澄花はいとにある告白をする。それを聞いたいとが取った行動は……。