大正初期――女学校では次々と友人たちのお輿入れが決まる中、立花 陽も素敵な人との結婚を夢見ていた。 陽の兄で陸軍少尉の光は、クールな性格と抜群の容姿から“氷の将校”と呼ばれ、女学生たちの憧れの的。 しかし、陽にとっては意地悪で過保護な光は、ちょっと疎ましい存在だった。
ある日、父親から実は陽には許嫁がいることを聞かされる。 突然の縁談話に舞い上がる陽だったが、その許嫁はなんと光で――!?
「可愛い可愛い…俺の陽……」 ドSな義兄の抑えていた溺愛が止まらない!
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