俺はお前の手がどれだけ汚れててもいいよ――
裏の顔をもつ従者×美人子爵令息の主従ロマンBL!
入野子爵邸前に捨てられていた朝陽は、子爵令息の透理と兄弟同様に育った。
本当の弟のように接してくれる透理が幼い朝陽の世界の中心だった。
月日が経ち、美しく立派に成長した透理は幼い頃と変わらず気さくに朝陽に接してくれた。
ある時、とある華族のパーティに参加した透理が媚薬を盛られて帰ってきた。
透理の熱い呼気と朝陽を呼ぶ声に「自分が触れていい人ではない」とわかりながらも、その欲望に抗えなくて――。