若色萌子は、中学時代、憧れの先輩・天野の言葉に「努力」の大切さを教わった。「努力の人」となった萌子は、社会人5年目を迎えた今もなお、ひたすら努力を続けている。そんなある日、天野が仕事を辞めたことを知り、それがきっかけで萌子は急に元気を失い、体調を崩してしまう。ある日、仕事を休んで祖父の畑仕事を手伝っていた時、久しぶりに同級生で寺の住職の息子である穂高と再会する。野菜の息吹が、萌子の心身を癒していく。
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