新聞記者・御手洗恭司の次男として生まれた御手洗純一は、兄弟の中でも特に末の妹・レミと仲が良かった。しかし、その妹が殺害された。2004年6月、佐世保市で小学6年生の女子生徒が同級生に殺害された事件だ。犯人は当時11歳だった。本書は、妹を失った悲しみと、純一と残された家族が歩んだ、苦難に満ちた再生の道のりを綴った実録である。
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